252 生存者あり
史上最大の巨大台風、日本直撃!
救出できる時間――台風の目の中に入る、わずか[18分]
2008年 日本
伊藤英明/内野聖陽/山田孝之/MINJI/木村祐一
首都圏を震度5の地震が直撃した。
数日後その影響で海水温度が上昇、海上では大型台風が発生し、町には高波が押し寄せ雹が降り注いだ。

新橋駅では元ハイパーレスキュー隊、篠原祐司の妻と耳の不自由な娘、しおりが災害で地下鉄に流れ込んでくる人に押され離ればなれになってしまう。
家族を救うため新橋駅へと向かった祐司は、研修医の重村と大阪から来ていた藤井、韓国人女性のキムを押し寄せる洪水から安全な場所へと導き、救助を待つことにする。

一方地上では、祐司の兄でハイパーレスキュー隊の隊長、静馬が懸命の救助活動を行っていたが、地震と津波による地盤の悪化により救助活動も困難を極めていた。
さらに台風が接近し、救出できる時間はわずか18分の猶予しかなかった――


ストーリーよりむしろ、しおり役を演じた大森絢音ちゃんに感動しました。
台詞がないので、ずっと手話と表情だけの演技、すばらしいです。
精神的にも肉体的にも強すぎる祐司(伊藤英明)は正に主役ヒーローにはぴったりなのですが、弱みがあってちょっと自棄になってしまう重村(山田孝之)とか「いいオッチャン」的な藤井(木村祐一)のほうが人間味があって好きかも。

兄弟愛とか、レスキューたちの連帯感や責任感、いろいろ描いてはいますが、内面的な部分よりエンターテイメント色が強いと感じました。
どう感じるかは、見て判断するしかないと思われます。