パイレーツ・ロック
原題:The Boat That Rocked
スウィッチを入れたら君はもうひとりじゃない。
2008年 イギリス/監督 リチャード・カーティス
フィリップ・シーモオア・ホフマン/ビル・ナイ/
リス・エヴァンス/ニック・フロスト/ケネス・ブラナー
【PG12】作品
パイレーツ・ロック

1966年。ブリティッシュ・ロックが絶頂期だった頃のイギリスでは民放ラジオ局が認可されていなかった。
BBCラジオが流すのはクラシックやジャズばっかり。ロックが放送されるのは1日45分間に制限されていた。
“もっと聴きたい”“もっと聴かせたい”国民はロックに飢えていた!
そこで、北海に飛び出し船の上から24時間ロックを放送する海賊ラジオ局が誕生した。
8人のDJが聞かせるロックに国民の半数以上に及ぶ2500万人が熱狂した。

高校を退学させられたカールは、名づけ親であるクエンティンに預けられることになったが、実はクエンティンはこの海賊ラジオ局「ラジオ・ロック」の経営者。
最初は戸惑ったカールだったが、仲間たちに囲まれ、すぐに船内の雰囲気になじんでいった。
その頃、政府の大臣・ドルマンディは風紀を乱し、国民を熱狂させている海賊ラジオ局が気に入らず、海洋犯罪法の成立に動き出していた。
法案は可決され、大晦日24時をもっての放送終了を余儀なくされてしまう。悲しみにくれるリスナーたち。

そして、DJたちは押し寄せる嵐に、命の危険に晒される。


とにかくDJがみんな個性的!そして楽しそう。
カワイイ悪ふざけが笑わせてくれます。
古き良き時代って感じです。
頭の固い政府のオッサン(ケネス・ブラナー)に、軽快な音楽と持ち前の明るさ、そしていい音楽を届けたい、そんな熱い思いで立ち向かいます。
どのDJもカッコいいのだけれど、わたしは“伝説のDJ・ギャヴィン”(リス・エヴァンス)が気に入ってます。
女の子たちのファッションもとてもかわいいので、目でも楽しめる作品でした。
PG12ですが、むしろ子供にこそいい音楽を聴いてもらいたいものです。
クエンティン(ビル・ナイ)のダンスも見物です!