AMERICAN BEAUTY
原題:AMERICAN BEAUTY
平凡な日々の中で、人はそれぞれの“ビューティー”を夢見る。
それぞれの“ビューティー”が、それぞれの運命を狂わせていく。
1999年 アメリカ
ケヴィン・スペイシ/アネット・ベニング/ソーラ・バーチ/ミーナ・スバーリ
雑誌社で広告の仕事をしている42歳のレスター。
妻、キャロリンは外ではバリバリ仕事をこなし、家では庭の薔薇の手入れに余念がない。これが彼女の成功の証だった。
娘のジェーンはまともに口もきかない。レスターの生活は死んだようなものだった。

ある日、レスターは娘のチアリーダー姿を見に行き、ジェーンのチームメイトで一番の美少女、アンジェラに目を奪われてしまう。
一方、同じ高校に転校してきたリッキーは美しいアンジェラには興味を示さず、ジェーンに対して強い関心をもっていた。
クリスマスの夜、リッキーから薦められマリファナを吸ったレスターはハイな気分に。
家に泊まりにきていたアンジェラが自分の話をしているのを立ち聞きすると、ますます奮い立つ。
真夜中、キャロリンが隣で寝ている夫の異変に気づくと、レスターは裸のアンジェラを夢想し自慰行為にふけっていた。
キャロリンが半狂乱になった時、レスターの中でも何かが切れた!
平凡な家庭が徐々に崩壊しようとしていた―――


アメリカン・ビューティー

なんて誰にも共感できない映画なんだ!と思った。
みんなが皆、自分勝手というか、どうしてああもブチ切れてしまったのか。
身近にいそうな人々をかなり誇張して描いたのでしょうか。見栄っぱりな女性、反抗期で多感な年頃のティーン、あきらめてしまっているような男、確かにいます。
極端にすべてが悪いほうへと転がる映画だと、解釈しました。

リッキーはちょっと好きかも知れません。なんか変わり者で、感性が豊かですから。
褒めるべき点は音楽と映像美でしょうか。
音楽は印象的だったし、映像は夢想的でよかったです。