ナインスゲート
原題:The Ninth Gate
1999年 スペイン・フランス
神に聖書があるように、悪魔にも秘密の書があった
ジョニー・デップ/レナ・オリン/エマニュエル・セイナー
コルソは“ブックハンター”と呼ばれる本の探偵。
コルソは出版社の社長、バルカンから仕事の依頼を受ける。
バルカンは悪魔研究者として名高い男で、最近コレクター仲間のテルファーから譲り受けた悪魔書「ナインスゲート」を所有していた。
本は悪魔自身が書いたとされ、3冊しか現存しておらず、依頼は残り2冊を探し出すことだった。
コルソはまずテルファーのもとを訪れる。
しかし彼は、バルカンに書を渡した翌日、自殺を遂げていた。
危険な匂いを感じたコルソだったが調査を続行。
2冊の本を求め、ニューヨークからトレド、シントラ、パリと渡り歩く。
途中出会った“守護神”とも呼べる謎の美女に導かれ、コルソは「ナインスゲート」の謎の真相に迫る。

ナインスゲート

宗教絡みのストーリーなので、けっこう複雑な仕上がりになっていました。
信仰がないので、悪魔や天使はイメージし難いですね。
たぶん2回くらい見ないとおもしろみが分からないかも。
「ディアボロス」('97 キアヌ・リーブス/アルパチーノ主演)もそうでした。
「ナインスゲート」の方が暗い印象で、最初から怪しい雰囲気が漂ってるので、全体の印象としては後者のほうが好きです。
楽に見れるのは前者の方かもしれません。
得体の知れない人物と出会ったり、どんどん謎に迫っていく過程は十分ミステリーとして成り立っていると思います。
ただ私は大の本好きなので、そういう楽しみかたはできました。
たくさんの本が並んでるだけでもワクワクしましたよ。