米国、アルカトラズ刑務所内で起こった殺人事件を担当することになった若き弁護士ジェームズ。
犯人は囚人のヘンリー・ヤング。彼はたった5ドルを盗んだことで逮捕されこの刑務所に収容された模範囚だった。
彼が殺害したのは、自分をそそのかし脱獄計画を立て、それを密告した仲間だった。
脱獄計画が発覚したあと、３年間独房に入れられたヘンリーに何があったのか、なかなか心を開かないヘンリーのもとへ通いつめ事件を探るうち、ジェームズは刑務官達による虐待があったことを掴む。

模範囚を殺人犯へと変えた、地獄の３年間。
裁判で虐待の事実をすべて明らかにしようとヘンリーを証人として召喚するのだが……

ひどい虐待をうけるヘンリー・ヤングをケビン・ベーコンが体当たりの演技で挑んでいます。
人間らしさを根こそぎ奪われてしまった悲惨さが、痛いくらい伝わってきます。
結局ヘンリーは救われたといえるのか、未だに答えが出せないでいます。
一度は見ておいてほしい作品の一つです。