ゴールデンスランバー
無実の男、首相暗殺犯に断定
2009年 日本 / 監督 中村義洋
堺 雅人/竹内結子/吉岡秀隆/劇団ひとり/香川照之
杜の都、仙台。
宅配ドライバーの青柳(堺 雅人)は数年ぶりに大学時代の友人・森田(吉岡秀隆)から誘いをうけ、再会を果たしていた。
二人が車を止めたすぐ近くでは金田首相が凱旋パレードの真っ最中だ。
久しぶりの再会を喜ぶ青柳に、森田が「お前、オズワルドにされるぞ」と謎の言葉をなげかけたかと思うと、大きな爆発音が響いた。
首相暗殺――。
驚く青柳の方へと、警官たちがすぐさま歩み寄ってくる。
森田に逃がされた青柳は、理由も分からぬまま仙台の街中へと走り出す。
そして、身に覚えのない証拠と何者かの力によって首相暗殺犯へと仕立て上げられていく。
大学時代の恋人、友人、同僚や両親、彼を信じる人々の助けを借り、仙台中に張り巡らされた捜査網をかいくぐっていく!
伊坂幸太郎の同名小説を映画化。
原作に忠実に作られていたと思います。
暗殺犯に仕立て上げられるというのは森田が言うように“オズワルド”を想像させますが、全体的に重い仕上がりにはなっていなく、笑わせてくれるシーンがたくさんあります。
重くせず“逃亡”というエンターテイメント性(逃亡が果たしてエンターテイメントかはさて置き)に重点をおいているところも原作に近いのかな、と感じました。
2時間と少しの作品ですが、退屈することなく見れました。