シド・アンド・ナンシー 原題:SID AND NANCY |
1986年 イギリス |
墓場でディープキス。 |
ゲイリー・オールドマン/クロエ・ウェッブ/ドリュー・スコフィールド |
伝説のパンクバンド、セックスピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスとその恋人ナンシーの愛と破滅を描いた作品。
二人は出会って間もなく恋に落ちるが、シドに四六時中くっついているナンシーをバンドのメンバーは邪魔者扱い。
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破滅的としかいいようがない。 不器用な人は嫌いではないけれど、もう少し要領よく生きられないものかしら。 きっと二人の愛は純粋で本物であったろうと思いたいけれど、薬漬けであったがために世間に認められることはなかったのだろうと思う。 シドがドラッグの深みにハマっていく様をゲイリー・オールドマンが熱演していて、見ていてこっちまで吐きそうになるほど。 ナンシー役のクロエも大きな評価を受けました。 二人の演技も本物で、ストーリーが破滅的であるにも関わらず、暗く重い感じはまったくしません。 むしろ明るく、ふわふわした印象。 もしかしたらシドとナンシーは、二人でいる事で絶望的ではなく、こんな風にキラキラしていたのかもしれない。 |