19世紀ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン･パーカー（ジョニー・デップ）はある日、ターピン判事（アラン・リックマン）によって無実の罪で監獄へ送られてしまう。
愛する美しい妻と娘を奪われたパーカーは15年の時を経て“スウィーニー・トッド”と名前を変え、フリート街へ舞い戻ってくる。
だが、そこで聞かされたのは妻と娘の悲惨な運命だった。

ロンドン一まずいパイ屋を営むミセス･ラベット（ヘレナ・ボナム＝カーター）に部屋を借り、再びフリート街に開いた理髪店。
トッドはカミソリを手に、客の喉を切り裂く――
死体の処理に困ったトッドに大家のミセス・ラベットが持ちかけた悪魔のアイデア・・・。
突然おいしくなったミートパイでラベットの店は大繁盛し、トッドに思いを寄せる彼女は、いつしかパイで稼いだお金を貯めて二人の幸せを夢見る 。
しかし、ラベットが復讐だけに取り憑かれたトッドにしていた、たった一つの隠し事が思いもよらぬ結末へと導く。