フロム・ヘル
原題:FROM HELL
伝説を越える恐怖。
2001年 アメリカ /監督 ヒューズ・ブラザーズ
ジョニー・デップ/ヘザー・グラハム/イアン・ホルム
【R−15】作品

1888年ロンドン、スラム街ホワイトチャペルの通りには娼婦メアリと5人の仲間たちがいる。
そこへかつて娼婦仲間だったアンが赤ん坊を抱いてやってくる。アンは今は裕福な画家アルバートに面倒をみてもらっている。
そんなアンは赤ん坊を預かってほしいと、強引にメアリに頼み込み立ち去る。しかしその後アンは姿を消してしまう。
その頃アヘン窟ではアバーライン警部がアヘンの幻覚のなかで殺人事件を目撃していた。
幻覚からアバーラインを呼び起こしたのはゴッドレイ巡査部長。殺人事件がおきたという。
アバーラインとゴッドレイが死体置き場でみたのは、体を切り裂かれた娼婦の遺体だった。
これが後に史上最悪とうたわれることになる連続殺人鬼“切り裂きジャック”(ジャック・ザ・リッパー)の誕生だ。
そして娼婦たちから事情を聞こうとメアリに接近したアバーラインは彼女の美しさと気丈さに、いつしか心を寄せていく。
メアリもまたアバーラインの誠実さと優しさに惹かれ、二人の間には信頼と愛が芽生え始めていた。
メアリと共に宮殿へ向かったアルバートはそこで、メアリや仲間たちがアンとアルバートの秘密の結婚式を行ったことを知る。
どうやらアルバートの隠された素性に事件の鍵があるようだ。そしてその背後には秘密結社の黒い影。
メアリを守るため、彼女をかくまうアルバートだったが、メアリには着実に魔の手が忍び寄っていた。

フロム・ヘル、ジョニー・デップ

混沌とした世界や娼婦たちの心の闇が、映像から見事に伝わってきます。
アバーラインもちょっぴり心に傷を負っていて、特殊な能力と観察力をもっているあたり、ミステリアスで素敵。
そこはやっぱりジョニー・デップがハマり役!
へザー・グラハムも美しかった〜
実際にもいまだ謎の多い事件とあって、いろいろな推測があるようですが、真実に近いのでしょうか?
気になるところです。
ラストにどのような感想をもつのか、人それぞれになるでしょう。
DVDにはもう一つのエンディングが用意されています。