ハウルの動く城
2004年 日本 / 監督 宮崎駿
声:木村 拓哉/倍賞 千恵子/美輪 明弘
街で父の残した帽子屋を営むソフィー18才。
ある日街を歩いていたソフィーは何者かに追われる美貌の青年ハウルに出会う。
ハウルはソフィーの手を取ると空高く舞い上がり、ソフィーを空中散歩へといざなう。
ハウルに心奪われるソフィー。
しかしその日の夜、ソフィーは帽子屋に現れた“荒地の魔女”に呪いをかけられ90才のお婆さんになってしまう。
家にいられなくなったソフィーはハウルの城があると言われる荒地をめざす。
ハウルの城で家政婦となったソフィーだが、そこではハウルが王国からの戦の召集を拒み続けていた。
その頃ソフィーの街にも戦火が迫っていた。それを知ったハウルは・・・

ハウルの動く城

とにかくハウルが好き。物語がすすむにつれ、どんどんハウルを好きになりました。
強靭な力をもつ魔法使いでありながら、とても弱いところを見せるんです。
それって誰にでもある事じゃないかと思います。だからこれは単なる“ファンタジー”ではないんですね。
それからソフィーの切ない思い。淡い純粋な恋心。痛いほどよくわかります。
もう一つの要素が戦争。人間の永遠のテーマです。
ハウルの変貌していく姿は正に人間の心の内ではないでしょうか。
そしてソフィーによって変わっていく姿もまた、人間の心ですね。